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何か書きたくなった時に書くとこ

看取り

姪が来るので飛び石連休に休みをとっていたのだが、看取り期に入っていた祖母が他界した。

施設に移って2年程経っているのもあるが、家で介護していた頃も完全にボケてしまって長かったので、最後に意思疎通をしたのがいつかもう思い出せない。

元気だった頃の姿はまぁまぁ覚えてるので、これが風化しない事を祈る。

 

普段は施設に医者が詰めているのだが、ちょうど祝日で医者がおらず命日がズレた。

そんなことあるんか っと思うが、自宅で看取って掛かり付け医がいない時、警察の検死が必要になって大変という話しも聞く。

死亡診断が必要な役所の手続き上の死亡日がズレるのは分かるし、診断まで遺体を動かせないから弔事が伸びるのは分かるが、法要における命日は本来の日であって欲しいと思うのだが、そんなもんなんだろうか。

 

弔事が伸びた結果1日暇になったので、予定通り友人との会食に出かけた。

通夜の日も施設から斎場に移っても立ち会いできる人間は一人だけで、夜まで何もできる事がないから、予定通り姪を連れて雪山へいった。

あまりにも日常が続いていて実感がない。

ただ、目を腫らした母だけが非日常であった。

 

自分は に関する感情が希薄な気がしている。

臆病なので自分の死に関しては人一倍敏感な自覚はあるが、日常で流れてくる訃報や家族の死には鈍感。

はたして両親が死んだ時、俺は泣くのだろうか。

 

舞城の『煙か土か食い物』という小説に

人間は死んだらどうせ煙か土か食い物なんや

というセリフがあって、とても腑に落ちたのでずっと覚えているのだが、

死後に意味を見出さないのであれば 何故生きるのか という命題にあたる。

 

日記

そんなこんなで『ドイツ ビアハウス ハンブルク』という店に行った。

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ドイツ料理は彩がないが、愚直に美味しい。

ビールも状態がよかったし、今度はふらっとカウンターに寄りたいものだが、大国町にいくのは中々難しい。

 

姪とは2年前まで奥伊吹スキー場だった、『グランスノー奥伊吹』に行った。

お金かけて現代的に改修している節があり、雪が十分にある季節なら福井まで行かなくてもいいかもしれないと思える、いいスキー場だった。

 

去年新しいウェアやブーツ、ビンディングを卸したのだが、板は学生時代に買ったものをずっと使っていて、とうとう表面にヒビが入った。

長く共に過した相棒ともお別れ。

別れが続く。